2003.11

宏高も源太郎も落選。なぜだ! 「坊やだからさ」

パン屋には魔物が潜んでいると思う。

焼きたてパンの香りにつられて店内に入れば、そこはまさに誘惑の園。どこをみても美味しそう。一気に募る空腹感。

パンをつかむトングがまたいいのだと思う。あれでつまむのが無意識的に楽しいのだ。どことなくチョークを手に入れた子供みたいな気分。

つまんでつまんで、パックのコーヒー牛乳までつまみたくなる勢い。

ジャングルにいる食虫植物みたいなものだな。バターのにおいで獲物を捕らえるのだ。恐るべしパン屋。そしてトング。

ボクが食虫植物だったらトングは欠かせない。イイにおいで引きつけつつそっとトングを差し出す。いや、むしろトングだけでもいけるんじゃないか。

実際ジャングルにトングだけ落ちてたらかなりシュールだけど。

たっぷり休んだので仕事でもするよ。

歌舞伎の市川新之助さんが、『第十一代 市川海老蔵』を襲名するそうだ。

よくわかんないけどそれなりに大変なことなんだと思う。でもよく知らないだけに『海老蔵』って言われてもすごさが伝わらない。

英語で言えば『市川シュリンプ』か。漫才師みたいだな。手品とかしそう。

襲名といえば少し前にこぶ平が『林屋正蔵』を襲名するというニュースもあった。こっちもよく知らないけど名前から迫力が伝わる。元はこぶ平なのに。

顔も名前もすれ違うふたり。価値観の妙。

システム的にだいぶトラブってます。

少し前からチキンラーメンにたまご用のくぼみが出来た。なんでもそれだけで売り上げがアップしたらしい。(物珍しさもあるだろうけど)

くぼみ付けるだけで売り上げアップ。そんなんでいいのか。

実際カップ焼きそばに粉末スープを付けただけで売り上げが伸びたいうニュースも前に読んだ。あと具が増えるとやはり売れるらしい。

そんなことよりも小ごはんを付けたら大ヒット間違いなしだと思うのだが。

もちろん麺を食べ終わってから入れる用だ。貧乏臭いと言われようが構わない。リアルではみんなやってるだろ。ボクは100%やる。

『リゾットスタイル』とか適当なネーミングでオフィシャルに肯定してほしい。

DVD大人買い。

個人的にいまいちピンとこないバレーボールワールドカップ。

でも他のスポーツと違ってタイムアウト中の作戦会議みたいなのが丸聞こえなのは面白い。しかも監督のアドバイスがいつも大雑把だ。

「ここが大事だぞ!ここが!」、「気持ちでいけ!気持ちで!」

アドバイスというかただの声援である。たぶん一周してこういうコメントなんだろうが、ボクでも言えそうだ。

「終わったら甘太郎のカニ鍋コースだぞ!」
「デザートはアイスかシャーベットを選べるぞ!」
「カクテルも飲み放題に含まれてるんだ!」

声援でもアドバイスでもなくエサで釣ろうとする監督。しかもそれを全国中継される。スポンサーが甘太郎だったら一石二鳥だ。

問題は甘太郎で釣れるかどうかだな。ボクなら頑張るけど。

Monday満ちるとMiss Mondayって違う人だったのか。

時間ができたので映画でも観ようとふらっとお台場に行ってきた。

次の上映まで時間があるのでチケットを買って近場のカフェに入る。まだ何も食べてないので軽く食事もしようと思ってたのだ。

メニューを見て『ローストビーフロール』とアイスコーヒーを頼んだ。写真は載ってなかったけどたぶんパンに肉が挟まってるんだろう。

そしたら寿司が出てきた。

ええー、ごはんじゃん。しかもロールしてない。ごはんの上に肉が乗ってる。思いっきり『ローストビーフ寿司』である。

それだけならまだ良かったのだが、その寿司が運ばれてきてすぐ隣のテーブルに外人の夫婦が座ったのだ。あきらかにボクの寿司を見てる。

きっと、「日本人はカフェでも寿司を食べるんだ」と思ってるに違いない。いや、違うんですよ!これは事故なんですよ!

そんな一日でした。おしまい。